みなさまこんにちは、豊橋競輪場マスコットのまくるです
10月4日に行われ、豊橋競輪場からはT-GUP1期生2名が受験した、競輪学校入学1次試験の結果が、さる11月1日に発表されました。ご報告が遅くなりました事、心からお詫び致します
結果は2名とも、残念ながら不合格となりました
結果発表当日、お二方からお話も聞いていたのですが、ちょっとですね、あの、情けない話なんですがなかなかまとめきれず、お時間頂いてしまいました。これ書いたら区切りになってしまうんだよな…なんて事を考えると、すぐに手が止まってしまいまして
お伝えする立場として非常に情けない話でございます、申し訳ありませんでした
しかしいつまでもイジイジしているわけにもまいりません。伝えなければならない言葉がありますもので、はい、T-GUPの二人から応援してくださった皆様へ、少しでもご注目頂いた皆様への言葉を、わたくしお伝えしなければなりません
ではまいります。11月1日のお話でございます
わたくし(以下「ま」):結果を受け、いかがでしょうかお二方。ちなみにそちらは試験に同行したスタッフが手ずから計測した受験生タイム一覧です。手計測なので若干はブレがあるかと思いますが
金田さん(以下「金」):うん…そうですね
深見さん(以下「深」):そう、ですね…ぐうの音も出ない、ですよね
ま:タイム、ですか?
深:はい、そのー、なんで私が不合格!とか思ったり言えたりする余地がないというか…こうやってずらっとタイムが出ていて、自分のタイムが全体でどの辺か、っていうのが一目瞭然なので、ちょっともう…ですよね、くらいしか
金:私もそうですね…タイムで見て、全体の真ん中より下くらい…ですもん。不合格だよっていう結果も、そうですね…としか
ま:しかしてお二人とも、自己ベストのタイムなんですよね
深:そうですね、それは、嬉しいんですけど…でもやっぱり、悔しいです
金:一か月でよく頑張った、ここまでタイムが伸びたんだから、ってすぐ自分に言ってあげたくなっちゃうけど、でも、でも…うーん…でも、はい、悔しいです
ま:1カ月、どうでした?
深:辛かったですよー!むちゃ辛かった!でも…楽しかった、です
金:おなじく、超辛かった!でも、楽しかった!
ま:頑張ってましたもんね
深:ずっと自転車乗ってたな、って。当然なんですけどね
金:もっとできる事があったのかなあ…なんて思っちゃったりもしますけど、でも、本当にこの1カ月、ずっと自転車の事ばかり考えてたな、って
ま:思いだす事とか
深:ガールズケイリン、間近で見たのは凄く覚えてます。衝撃というか
金:お話する機会も頂けて、厳しい言葉も頂いて、なんだろ…そうだよな、って。そういう生き方をしている人から見たら、私達なんてまだまだなんだよな、って
ま:なるほど、豊橋競輪場で1カ月、どうでした?居心地というか、正直なとこ
深:実は陰で…とかあったら面白いんですけど…
金:面白いんですけど…
ま:うそ…なんかありました?個人名出して頂ければわたくし代行シバき承りますが
深:それがなんにもなくて
金:ないんです
ま:お気づかいなく、ぶちまけてしまって大丈夫ですよ!
深:ほんとにないんです。コーチも、スタッフさんも、選手の皆さんも、本当にないんですよ。良い人達ばっかりで、優しい人達ばっかりで…なんだろうココって思ってました。なんでみんなこんなに仲が良くて良い人なんだろ、って
金:練習の邪魔、だったと思うんですよ私達。でも1回も言われなかったし、1回もそんな態度すら取られなかったんです。頑張れよ、頑張ってるね、こうしたらいいよ、こうやったら楽だよ、ちょっと見てあげようか、とかとかとか…どれだけ思い返しても優しい言葉ばっかりで
ま:でしょうかね、そう言って頂けるとわたくし達はとっても嬉しいですが…言わせてないですよね?コーチ
大竹コーチ(以下「大」):滅相もありません
ま:なんだか夕日があたって後光がさしていらっしゃいますな
大:恐縮です
ま:恐縮なんですね…しかし流れに乗り聞いてしまいますが、お二方、大竹コーチはいかがでございました?
深:コーチが大竹コーチで良かったです!他に言う事ないです!
金:ほんとその通りです!なにからなにまでありがとうございました!としか
ま:ですってよコーチ
大:光栄です
ま:シンプルな感想で・・・
大:恐縮です
ま:恐縮なんですね、もうちょっとこう、なんか…ええと、そしたらお二人に一言
大:僭越ながら、声かけさせて頂きます
ま:あ、はい…ど、どうぞ
大:君達が合格するという目標を、かなえてあげられなくて申し訳ない。まずは本当に、ほんとうに申し訳ない
深:…
金:…
大:よく、がんばってくれた。一か月という無茶な期間に、練習を詰め込んだ…詰め込まざるをえなかった。自転車に乗った事もなかった君達には、かなり辛かったと思う
大:けれど、君達は1度も休まなかった、折れなかった、頑張ってくれた
大:こんな私のいう事を、信じて、ついてきてくれた、頑張ってくれた
大:君達は頑張った、ほんとうに、ありがとう
大:結果について、君達は責任を感じなくていい。結果を求められたのは私だ。私が君達に求めた物は結果ではなく、頑張る事だ。君達が、頑張る、という事に応えてくれたら、それを結果に結び付けてみせる事が私の仕事だった
大:そして君達はじゅうぶんに、私の要求に応えてくれた
大:だから君達は胸をはって、応援してくれた皆さんに、お礼を言いなさい
大:これから先の事は、まだ迷っているだろう。見直して、考えて、そして何より、まずはゆっくり休みなさい。ゆっくり休んで、そして、自分で、決めなさい
大:一緒に過ごせて、楽しかった。ありがとう
深&金:…
ま:……大竹コーチありがとうございました
大:恐縮です
ま:ちょっとその、しんみりしてしまいましたが…ええと、そうですねえ、今お話にも出ましたが、これからの事とか、ちょっとお聞かせ頂ければと
深:次の受験、とかです?
ま:いえ、その辺はいいです。聞く事自体、少しでも重圧になってしまうでしょうし、そんなの次回応募の際にほっといても分かりますから。そこは置いといて
金:え、じゃあどんなこれから?
ま:解放、といったらなんですけれど、今まで我慢してきたけどこれやるぞー!みたいな
深:…うーん…
金:…うん…
ま:あれー?
深:自転車漕いでる間ずっと、美味しい物食べたい!ゴロゴロしたい!おしゃれしたい!って頭の中でぐわーってなってたんですけど
金:ヒールはきたい!昼まで寝てたい!バイトしたい!とか、だったんですけど
ま:はい
深&金:びっくりするくらい、何もいま、わいてこなくて
ま:なるほど…じゃあもうとにかく、まずは休む事から、ですかね
深:ですかね、ちょっと、はい、落ち着いて整理して、かなって
金:同感、って感じです
ま:では、さて、まだまだお話聞き足りない部分もございますが、ちょっとね、載せきれないと思いますので…というか現段階で多分もう強烈な長さになっているような気がしますので、最後いきますか
深&金:…はい
ま:ご存知でしょうが、本当に多くの方にお二方にご注目・ご声援頂いておりました
深&金:はい
ま:では、その皆様へ、お二方からどうぞ!
深:結果について申し訳ありません、って言おうと思ってました。でも、コーチのさっきの言葉を頂いたら、あとはこれしか残ってません
金:はい、本当に、ひとつだけです
深&金:せーのっ
応援、ありがとうございました!!!
ま:はい撮りまーす、コーチもー
大:恐縮です
ま:ちょっとしんみり成分が強すぎるので、変顔でもう1枚いきまーす。はいっ
ま:コーチ逃げた!
大:恐縮です
―以上、11月1日の事でした
今回結果に繋げられなかった事、ご注目・ご声援頂きました皆様、誠に申し訳ありませんでした。しかしT-GUP、当初から申し上げておりました通り、これで終わりではありません
今回、かなり急な立ち上げとなり、その中で出た運営上の問題点等、しっかりと調整・整備をしたうえで、第2期へとつなげます
第2期のご案内まで、多少お時間を頂きます。ご了承ください
ご注目・ご声援、誠にありがとうございました
続く