みなさまこんにちは、豊橋競輪場マスコットのまくるです
4部に渡りお送りしてまいりました地区プロの記事も、これにて最後と相成りました。ね、もっと後乗せさくさくっ!と更新しろよという方々のお声に八方土下座を繰り出しながら、やっとこお届け!すいませんでした!
では張り切って参りましょう、地区プロ報告第4部でございます
選手の皆様が各競技で真剣勝負を繰り広げ、お客様がそれを楽しんで
色々なイベントを選手の皆様が企画し、お客様がそれを楽しみにご来場されて
既に第1部~第3部でお伝えしたように、非常に活況で、そこかしこに笑顔があり、拍手と歓声があがった1日でした
その活況や、笑顔や、拍手や歓声の為に
競技実施をサポートし、1日中、裏方として走り回った人達がいて
イベント担当を一任され、抱え込んで、考えて、あっちへこっちへ1日中、ずっと走り回り、話し続け、笑顔を作り続けた人がいて
そして、言われるより先に、言われたのだろう事よりもさらにお客様が喜ぶ事を
自分で考えて、自分の意思で、自分で動く人達が、たくさんいました
第4部は、そんな人達のお話でございます
はい、繰り返しになってしまいますが、地区プロはケイリンではございません。豊橋競輪場が開催する競輪ではなく、あくまで選手の皆様が開催する競技大会でございます
競技の運営からイベントの企画、当日の実行まで全て選手の皆様でやられるんですね。とはいえわたくし達も出来る限り手伝いますよという事で、どれくらい前からですかねえ
2カ月以上前からと思いますが、何度も打ち合わせをしておりました
今回の地区プロで、イベント関係を一丸支部長より一任されたのがこの方
山中貴雄選手こと、ドS選手でございます
ね、正直失礼な話なんですが、打ち合わせとかするイメージないな、と思ったりしていたんですが、ほんとに失礼な話でした
決して楽しくはないであろう、細かい細かい「こんな時どうする?」「誰が?」「何時まで?」「どうやって?」「どこで?」「どのように?」を一つ一つ潰していくという行為に
ぶつぶつぶつぶつ文句は言うんですが、けれど決して投げずに、意外なくらい丁寧に打ち合わせを重ねる事ができました
そして迎えた当日、競技をサポートされる皆様は朝早くから走り回っておられました
大きな声が飛び交い、その場で調整を繰り返しながら競技開始の時間へ近づいていきます
そして場内でのイベント運営を一任されたドS選手、そしてサポートする柴田選手と倉野由紀選手も、設置した受付で開場時間を待ちます。リストは?人数は?時間は?等の細かい事を一つ一つ確認しながら
ね、ちょっと倉野選手緊張してました。そりゃそうですよね、やり慣れた事―普段の仕事とは全然違う事なんですから
そして開場、予想外といったら失礼ですが、想定以上に多くのお客様がイベントの当日募集枠をお目当てに、開場と同時に受付へ殺到しました
んで、わたくしですね、重ねて失礼ながら倉野由紀選手がいらっしゃったので、体育会系システム発動でお客様の応対は倉野選手がするんだろうなーなんて思ってたんですが
とにかく表に、正面に立って全てに対応されていたのはドS選手でした
応募してくれたお客様へのお礼も、締切後にいらっしゃったお客様への謝罪も、全て
裏側ツアーでも先導をし、説明役となり
お客様が喜ぶ事を話して
お客様が見せたい所を見せて
時間を意識して調整をしながら
競技が見やすいようにその場で調整して
競技に支障が出ないよう、気を張って
記念品を一人一人話しかけながら丁寧に配っていらっしゃいました
そして同じころ、知らない人もいない超一流、深谷知広選手が急にですね
選手会愛知支部のブログのファンで、とても遠方からいらっしゃってくださったというお客様のところへさーっと走って行かれ、いきなり着ていたジャージをプレゼント!ねー、誰に言われたわけでもないのに、遠くからきてくれたお客さんだよ、ファンなんだってさーと山田二三補選手から聞いて突然、との事らしく
男前だな!と
しかしですね、こちらあまりに突然だったもので、お客様もあっけにとられちゃいまして
ちょっと本来わたって欲しいお客様の手に渡らなかったみたいなんですね
そんな事わたくし全然気づきませんでした
最初に気づいて、すぐ走っていかれたのもこの方でしたね
そして受付に対応に頑張っていた倉野選手は、昼のイベントにも参加です
この日の翌日から開催に出走されるというのに、です
ここでも補助に、裏方にとドS選手は走り回られており
イベントの賞品授与でも先頭に立ち
昼ごはんも休憩も何もなしにお昼からのイベントでも最前線に立ち
午前よりさらにスムーズにツアーをこなし
競技の時間がかなり押していて、全体の予定が狂う中、その場で考え、すぐに現場で話して調整して、お見事でございました
そして競技が終わり、山田選手をはじめ皆様はばたばたと表彰式の準備を
その準備の裏側で
声をかけあいながら、テントの撤収をする方、機器を片付ける方
皆様ですね、自分の手が空くとすぐに手の必要そうな所に急いで走っていって、そこが終わるとまた全員が走っていって、と
わたくしこういう場面で「働いてるよ!」感をかもし出しながら抜群にサボる困った子なもので、そういう方を探したんですが、これがいないんですよほんと
一体感というかなんというか、凄いなーなんて感心しきりでした
そしてさらにその撤収の裏側で
表彰式のプレゼンテーターにご応募頂きましたお客様達に、注意事項やどの競技の優勝者に誰が、とテキパキされておりました
そして表彰式が終わり、さあ解散というところで
再び、男前登場!Σ(゚Д゚;)
なんとですね、先程のジャージがどうのというお客様もプレゼンテーターにご参加頂いていたんですが、深谷選手がその事を気にしてサイン入りユニフォームを「よかったら」と言いながらプレゼント!ねえ、よかったらもなにも良いに決まってますよねえ
しかしここで1枚足らないというハプニング(´・ω・`)
ドS選手がささっと、「じゃあちょっと、申し訳ないけど…」と言いかけるやいなや
脱いだ!Σ(゚Д゚;)
サインした!Σ(゚Д゚;)
あげた!Σ(゚Д゚;)
男前!Σ(゚Д゚;)なんかもう、なんでしょう、なんかもう
男前!Σ(゚Д゚;)
ちょっとね、わたくし達これほど喜んだお客様の顔ってそうそう見られないんですよね。開催とかイベントを仕事にしている身としては、正直ちょっと悔しかったですね
悔しくなるくらい、お客様が嬉しそうで
この1日を作り上げた皆さんは、本当に凄いなと
自分にできる事を、自分で考えて、真剣に実行して、作り上げる
不慣れながらも、というか不慣れだからこそ、とでもいいましょうか
とても一生懸命な1日、と感じました。はい、個人的にですけどね
支部長自ら、うちのきったない脚立をお片づけです。「自分の意思で、自分の足で」そう皆様におっしゃられた支部長の言葉、どうやら浸透しているのかな、なんて
偉そうな物言いになってしまいますが、まくるくんから選手の皆様へ一言
お見事でした!
~おまけ~
後日、山田二三補選手とお話している中で、地区プロの話題になりまして。はい、こんな感じで
わたくし(以下「ま」):いやしかし、当日のドS選手は凄かったですな
山田二三補選手(以下「山」):よー走っとったねえ、さすがだね
ま:わたくし初っ端の打ち合わせでドS選手が「僕今回イベント一任されとりますから、一任されたって事は僕がもう好きにやりますから!」ってぶちかまされた時は、不安が止まりませんでしたが
山:素直じゃないでね、あいつは。大変だったんじゃない?この数カ月
ま:ほほう
山:あいつは、そういう奴だもん。口に出さんし、すぐふざけるけど、そういう奴よ
ま:といいますと
山:俺は甘えん坊だから、すぐみんなに頼るんだ。「助けてー、一緒にやろう」って
ま:はい
山:あいつは、抱え込んじゃうんだな。んで周りには軽口で
ま:責任感強いですもんね
山:自分ではそんな事絶対に言わんけど、あいつは自分に厳しいでね。支部長から一任、っていうのは凄く責任を感じてたんじゃないかな。そもそもあいつが打ち合わせに同席するってだけで異常事態だし
ま:なるほど
山:どうやったら喜ぶか、なにしたらお客さん嬉しいか、ってね。考えてたと思うよ
ま:でしょうねえ
山:いい奴だから
ま:知ってます
山:でもドSだけどな
ま:知ってます
山:本物のSだけどな
ま:身をもって知ってます
山:ちなみにドSのSってなんなん?
ま:サービスのSですね
山:最後ダジャレ―!?
ま:失礼な、言葉遊びといってください
以上、地区プロ報告これにて終了でございます。ご来場、ご注目頂きました全ての皆様へありがとうございました、そして地区プロで頑張った選手の皆様、お疲れ様でした!